10年単位100年単位でみる世界史まとめブログ

世界史を初めて学ぶ方のために、地域ごとに18世紀までは100年単位、19世紀以降は10年単位でまとめたブログです。わたしも世界史を勉強し始めたばかりなので一緒に勉強できればと思います。HPを開設しました。https://sekaishiotaku.com/

1920年代の中国 中華民国 軍閥と共産党と国民党 そして日本

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蒋介石

 1920年代の中国は、戦乱で荒れていた。日本は第一世界大戦で得た山東半島の権益をワシントン会議で返還した。19年に再結成した中国国民党と、21年に結成された中国共産党は、24年、列強と結びついた軍閥を一掃するため、第一次国共合作を行い、北伐(軍閥との戦い)を開始した。28年に北伐は完成した。しかし、27年、蒋介石のクーデターで再び分裂。英米の支援を得る蒋介石中国国民党ソ連の支援を受ける中国共産党、そして日本軍の3すくみの状況に入る。

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1930年代の中国 中華民国 満州国建国と日中戦争

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日中戦争

1930年の中国は、中華民国蒋介石の国民党が権力を握っていた。31年、中国南部で毛沢東共産党政府を成立させた。中国東北部では、31年満州事変が勃発。翌32年には日本軍の支援の下、満州国が独立。当初、国民党政府は共産党政府の攻撃を重視した。しかし、36年西安事件をきっかけに国民党と共産党が和解。共同した日本と戦うようになる。

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1940年代の中国 中華民国 第二次世界大戦に勝利、中華人民共和国を建国

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毛沢東

 1940年の中国は、日中戦争下にあった。そのため、英米が支援する国民党とソ連が支援する共産党が連携して日本と戦っていた。45年日本が敗戦。国民党と共産党による内戦が再開。経済失政で国民の支持を得られなかった国民党が敗北。1949年中華人民共和国が建国される。一方、国民党は台湾に逃れ中華民国を建国した。国際連合は、中華民国を中国の代表とした。

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1950年代の中国 中華人民共和国 毛沢東と朝鮮戦争

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大躍進政策下の中国


 49年10月に成立した中華人民共和国は、国家主席毛沢東、首相を周恩来として、北京を首都として成立した。もちろん、スターリン政権下のソ連はこれを支援した。一方、朝鮮半島では、ソ連が支援する北朝鮮アメリカが支援する韓国が48年にそれぞれ成立。50年には朝鮮戦争が始まった。中華人民共和国は、北朝鮮を支援した。

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1960年代の中国 中華人民共和国 ソ連と対立、文化大革命で毛沢東の時代に戻る。

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文化大革命時の周恩来

 60年の中国は、「大躍進」政策の失敗で毛沢東らは失脚。劉少奇、鄧小平ら修正派が政権を担っていた。外交では、53年スターリンの死によって政策を転換したソ連(のちのロシア)と対立。
 国内では、修正派政策に不満を持つ勢力により66年「文化大革命」が起き、修正派が失脚。毛沢東の時代に戻った。一方、ソ連との対立は深刻化。国境紛争まで起こった。一方でベトナム戦争が停戦すると、米中関係は改善していった。

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1970年代の中国 中華人民共和国 ニクソンショックと毛沢東の死

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ニクソン大統領

 1970年代の中国は、内政的にも外交的にも転換期にあった。内政的には、建国の父毛沢東の死により、文化大革命が終了した。一方で、外交的には、ニクソン訪中や田中角栄の日中平和条約により、日本やアメリカなどの西側諸国の関係改善が進んだ。

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