10年単位100年単位でみる世界史まとめブログ

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センター試験の過去問を解いてみた。2019年度本試験 3BC

 あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

 

 問4

下線部④(国際関係)について述べた文として正しいものを選べ

① メアリ1世の治世下で、イングランドスコットランドが合同して、グレートブリテン王国が成立した。

× → アン女王の治世下で、イングランドスコットランドが合同して、グレートブリテン王国が成立した。

アメリカ合衆国によるテキサス併合を契機に、アメリカ=メキシコ戦争が起こった。

③ フランスとイタリアは、トリエステ・南チロルの領有をめぐって対立した。

× → オーストリアとイタリアは、トリエステ・南チロルの領有をめぐって対立した。

トリエステ、南チロルは、イタリア統一戦争の未回収のイタリア、当然相手はオーストリアである。

④ ヨーロッパ石炭鉄鋼共同体(ECSC)をもとに、ヨーロッパ自由貿易連合(EFTA)が結成された。

× →ヨーロッパ石炭鉄鋼共同体(ECSC)をもとに、ヨーロッパ経済共同体(EC)が結成された。 

ヨーロッパ自由貿易連合は、フランスが参加するECに対抗して、イギリスが結成したもの。

問5

下線部⑤(名門王家)に関して、次の地図aとbは、ある王家のヨーロッパにおける支配領域を示したものである。この王家の名と、それぞれの地図が示す支配領域の時期との組み合わせとして正しいものを選べ

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王家の名称ー パプスブルク家、a 16世紀半ば、b 18世紀半ば

王家の名前 について、もう一つの選択肢がブルボン朝であり、ブルボン朝がフランスの王家であることを理解していれば、フランスが常に含まれていないので明らかに罰である。

時代について、ポイントはスペインである。16世紀は大航海時代。カール5世がスペインのカルロス1世を兼務していたことを思い出せればaが選べる。また、18世紀初頭のブルボン朝ルイ14世が引き起こしたスペイン継承戦争ブルボン朝に代わる。そのためbのスペインは白(ブルボン朝)になる。

問6

下線部⑥(オスマン帝国)について述べた文として正しいものを選べ

① カルロビッツ条約でエジプトを失った。

× → カルロビッツ条約で〇〇を失った。

② カピチュレーションと呼ばれる通商特権を、ムスリム商人に与えた。

× → カピチュレーションと呼ばれる通商特権を、フランス商人に与えた。

③ 軍管区制(テマ制)で、軍人に土地からの徴税権が与えられた。

× → 軍管区制(テマ制)で、軍人に土地からの徴税権が与えられた。

第一次世界大戦では、同盟国側で参戦した。

〇 → ドイツの3B政策が、イスタンブルビザンティウム)を通っていることを理解していれば、当然、ドイツと同じ同盟国であることがわかる。また、第一次世界大戦イラクイスラエルなど多くの領土を失っていることから敗戦国(同盟国)側をわかる。

問7

下線部⑦(巡礼路)について述べた文として正しいものを選べ

古代ローマで、サンディアゴ=デ=コンポステラ(サンディアゴ=デ=コンポステーラ、サンチャゴ=デ=コンポステラ)への巡礼熱が高まった。

× → 古代ローマで、サンディアゴ=デ=コンポステラ(サンディアゴ=デ=コンポステーラ、サンチャゴ=デ=コンポステラ)への巡礼熱が高まった。

② 巡礼の旅をしたイブン=バットゥータは、『大旅行記』(『三大陸周遊記』)を残した。

ピルグリム=ファーザーズ(巡礼の父祖)と呼ばれるカトリック教徒の一団が、アメリカに渡った。

× → ピルグリム=ファーザーズ(巡礼の父祖)と呼ばれるピューリタン教徒の一団が、アメリカに渡った。

アメリカはプロテスタントの国である。そのため、カトリック教徒のアイルランド人は長らく高い役職に就くことができなかった。その状況を打開したのがケネディ大統領である。

④ ソンガイ王国のマンサ=ムーサは、巡礼の途上で、大量の金を使用した。

問8

下線部⑧(マムルーク朝)の対外関係をについて述べた文として正しいものを選べ

① シリアでモンゴル軍を撃退した

② 十字軍を破り、イェルサルムを奪回した。

北インドへの侵略を繰り返した。

アナトリアに進出してビザンツ帝国を圧迫した。

問9

下線部⑨(統治者の権威)に関連して、政治的・宗教的な権威や権力について述べた文としては下線部が正しいものを選べ

新王国時代に、ファラオの権力を象徴するピラミッドが建造された。

× → 古王国時代に、ファラオの権力を象徴するピラミッドが建造された。

ニケーア公会議で、教皇の至上権が再確認された。

× → 〇〇〇公会議で、教皇の至上権が再確認された。

墨家は、強大な権力を持つ君主が、法により統治を行うべきだと主張した。

法家は、強大な権力を持つ君主が、法により統治を行うべきだと主張した。

ファーティマ朝は、アッバース朝の権威を否定して、カリフの称号を用いた。