10年単位100年単位でみる世界史まとめブログ

世界史を初めて学ぶ方のために、地域ごとに18世紀までは100年単位、19世紀以降は10年単位でまとめたブログです。わたしも世界史を勉強し始めたばかりなので一緒に勉強できればと思います。HPを開設しました。https://sekaishiotaku.com/

1920年代のロシア ソビエト連邦 レーニン レーニンの死

 1920年代、日本は関東大震災から長期不況の中にあった。また、アメリカは栄光の20年代謳歌していた。
そのころ、建国したばかりのソ連は、建国の父レーニンが亡くなり、スターリン体制が確立された。

 

レーニンの政策転換 ネップ

21年 新経済政策(ネップ) → 戦時共産主義からの転換

   背景

    戦時共産主義の行き詰まり
    農民の反乱 ←余剰農産物の強制拠出
    工場労働者の生産意欲の低下 ← 全企業の国有化
    

   内容
    部分的に資本主義の復活
     余剰農産物の自由市場での売買
     小企業の私的営業の自由

21年 英ソ通商協定 → イギリスとの貿易OK

22年 ソ連干渉戦争がおわる

   共産主義を理解していない日本が最後まで戦い続ける
   ワシントン会議で撤兵を決定
    ワシントン会議 → 海軍の軍縮と中国の主権回復に関する会議

22年 ソ連成立

   参加国 ロシア、ウクライナベラルーシ、ザカフカース

24年 ソ連憲法制定

レーニンの死とスターリン体制の確立

24年 レーニン

   スターリン VS トロツキー
    スターリン 一国社会主義
     ソ連社会主義国になっただけでも成功
    トロツキー 世界革命論
     すべての国で社会主義革命を実現し社会主義国になるべき

24年 イギリス、フランス、イタリア、中国がソ連を承認

   イギリス 24年に労働党マクドナルド内閣が成立
   フランス 24年に左派連合内閣が成立
   イタリア 22年 ファシスト党ムッソリーニのローマ清軍
   中国 21年 中国共産党成立 → 24年 第1次国共合作
    (背景) 第一次世界大戦後、普通選挙が拡大。労働者に参政権がいきわたる。
         そのため、労働者の意見を繁栄する政党が躍進

25年 スターリンの勝利 → スターリン独裁へ

 ドイツ経済の安定により、ドイツの社会主義革命の実現可能性が低くなったため
 トロツキーの世界革命論はとん挫した。

   

25年 日ソ基本条約

    日本もソ連を承認
    第二次護憲運動で成立した加藤高明内閣の時代
      同じ年、普通選挙法と治安維持法が成立

28年 第1次五か年計画

   工業 重工業に重点をおく
   農業 集団化、工業化

   トロツキー派を粛清
   新経済政策(ネップ)を否定
    

29年 世界大恐慌

 影響を受けず、社会主義の基盤を築く
  → 新経済政策(ネップ)のままでは影響をうけていたかも?

  → 第1次5か年計画の評価が高まる。

 失業者の増大により、ヨーロッパ各国の共産党支持拡大につながった。

次回予告
ついに、ロシア史序盤の暗いマックス
「1910年代 ソビエト連邦 レーニン ロシア革命

このころ日本は

 

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 ソ連を承認したフランス、中国は

 

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