10年単位100年単位でみる世界史まとめブログ

世界史を初めて学ぶ方のために、地域ごとに18世紀までは100年単位、19世紀以降は10年単位でまとめたブログです。わたしも世界史を勉強し始めたばかりなので一緒に勉強できればと思います。

1990年代の日本 55年体制とバブルの崩壊 就職氷河期とリストラ

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バブル崩壊

 90年代初頭はバブルの影響を受けた文化であった。ジュリアナ東京ティラミスブームが広がった。月9に象徴されるトレンディドラマ(東京ラブストーリーなどの最新トレンドを取り入れた恋愛ドラマ)も次々作られる。宮沢りえなどの女優が活躍した。

 93年バブルが崩壊すると、小室ファミリーなどの女性歌手の音楽ブームが起こる。アムラーブームが起こったのもこの時代。80年代にNTT民営化によって通信面を大変革が起きた。ポケベルPHSなどの携帯電話の前身となる通信機器が登場する。Windows95の登場によってパソコンの普及も進んだが、通信速度が今ほど早くないため、まだインターネットの普及までは言っていない。

  89年に最高値を付けた日経平均株価は、90年に入ると急遽下落を始めた。そんな中、大蔵省(のちの財務省金融庁)と日本銀行は、バブルの狂乱物価を抑えるため金融の引き締めを行った。株価下落が深刻化すると証券会社の損失補てん事件が明るみに出た。一方で、金融引き締めにより地価が下落し始めると、銀行は不良債権(回収が難しい貸付金)が増え始める。90年代半ば以降になると、企業は人員整理をはじめ、リストラをおこない、新卒採用を控えるようになった。そのため、90年代半ば以降を就職氷河期と呼ばれる。一方で80年代後半から90年代初頭に入社した人をバブル入社組と呼ぶこともある。97年には、大手金融機関の破綻が発生した。(山一証券北海道拓殖銀行長銀など)
 国内では、オウム真理教の毒ガステロ事件や阪神淡路大震災など不幸な事件が相次いだ。政治面では不況と政治不信(リクルート事件)の影響で55年から続いた自民党政治が終焉し、93年細川連立政権が成立。しかし、95年には、自民党社会党の村山連立政権が成立する。以後自民党を中心とした連立政権が続く。

 世界では、湾岸戦争で始まった。日本政府はその対応の遅れで世界的に批判を浴びた。一方で89年ベルリンの壁崩壊をきっかけに始まった東欧の民主化ドミノは、ソ連まで達し、ベルリンの壁崩壊から2年後の91年ソ連が解体した。中国は、89年の天安門事件で国際的に孤立。そのため、アジア各国との国交正常化交渉を始めた。そのような中、即位直後の天皇陛下が訪中を行った。ヨーロッパでは92年に、EU結成に向けた条約(マーストリヒト条約)を92年に締結した。