紀元前1世紀
紀元前1世紀、東アジアは漢王朝の時代。前漢の武帝が活躍していたころである。この頃、ヨーロッパ(ローマ帝国)では内乱の1世紀といわれる内紛が絶えない時代を迎えていた。
紀元前1世紀、インドはマウリア朝崩壊後の分裂期にあった。そのような中、南インドにサータヴァーハナ朝が成立した。サータヴァーハナ朝は、ローマ帝国との季節風貿易で大いに栄えた。
紀元前1世紀、ミトラダテス帝が亡くなる。その後、オリエント(中東)の支配権をめぐり、ローマ帝国とたたかうことになる。一方で、漢王朝の武帝から使者が来た。中央アジアでは、イラン系大月氏国があった。
紀元前1世紀、グラッスス兄弟の改革が失敗に終わり、ローマ帝国は2つのグループに分かれた。グラッスス兄弟の改革を支持する平民派と元老院を支持する門閥派である。 1世紀は、イタリアの同盟市の反乱、奴隷の反乱によって有力政治家が台頭。最初に台頭した…
漢皇帝の武帝は、積極的な対外戦争や大量の役人採用によって財政難に陥った。 このころになると、重税や労役(対外戦争など)によって逃亡する農民が多くなった。彼らは、広大な土地を買い占めた豪族のもとで小作人として働くようになる。逃亡農民が増えると…