1860年代のフランス
ナポレオン三世は、国内産業支援を進める一方、対外戦争に積極的に参加した。67年に万国博覧会を開催している。
しかし、このころになるとナポレオン三世の栄光に陰りが見え始める。メキシコ遠征に失敗。ベトナム遠征には成功しているものの以降回復にはつながらなかった。
また、英仏通商条約により、イギリスから工業品が流入。国内産業に大打撃を与えた。このころ、プロイセンでは保護貿易政策がとられイギリス工業品の流入の影響はなかった。
1870年、普仏戦争に敗北。これによりナポレオン三世の時代(第二帝政)が終わる。